こんばんは、うしぞうです!
今回は海外ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』の魅力についてを、最新のシーズン9まで余すことなくお伝えしていきます♪この記事は
- アメリカンホラーストーリーの面白さを知りたい!
- あるシーズンを見たけど、他にもおすすめのシーズンが知りたい!
- 各シーズンの簡単なあらすじや、概要を知りたい!
- 『アメリカンホラーストーリー(アメホラ)』とは?
- 各シーズンのストーリーを紹介&おすすめポイント、評価ランキング!
- まとめ:【アメリカンホラーストーリー】のおすすめシーズンは?全9シーズンを紹介&評価ランキング!!【アメホラ】
『アメリカンホラーストーリー(アメホラ)』とは?
- ジャンル:ホラー、エロティック・スリラー
- 原案:ライアン・マーフィー(脚本)、ブラッド・ファルチャック(脚本)
- 脚本:ジェニファー・ソルト
- ジェームズ・ウォン
- ティム・マイナー、他
- 出演者:ジェシカ・ラング
- エヴァン・ピーターズ
- サラ・ポールソン、他
まず『アメリカン・ホラー・ストーリー』とは、2011年よりアメリカの『FX』で放送された、日本で言うところの海外ドラマシリーズです。その名の通り、もちろんホラー。
ここまでシンプルなタイトルを名乗れる理由は、シーズンごとにそれぞれ、全ての恐怖を超越した物語を展開していくからです。
- 生きた人間と、幽霊たちとの間に築かれる不思議な関係
- 魔女やSF、都市伝説などのオカルト要素も満載
- 実際の事件や殺人鬼をモチーフにした過激なスプラッター描写
幽霊に驚くだけのただのホラーではありません。時に幽霊、時には生きた人間が恐ろしいサイコスリラーでもあります。ちなみにR指定ドラマなのでお子様の視聴はNG!
正直少し見たくらいでは話の意味が分からなかったり、あらすじとは大きく異なる展開に話が進んだりと、視聴者の予想をとにかく裏切ってきます。
しかし幽霊への恐怖と生きた人間の狂気、そして後々明かされる凄惨な過去…これら全てが作品の面白さを何倍にも高め合っています!
魅入られると、既に後戻りはできない恐怖の快感に取り込まれていたり…?
演じるキャストは変わらない?アンソロジーなストーリー構成!
アメホラは現在シーズン8までが日本で放送されました。シーズン9は各種VODサービスにて先行配信中、さらにシーズン10以降の制作も決定しています。
結構続いてるね!最初から見るのは大変そう…
…と思うじゃん?
アメホラの最大の特徴は、各シーズンごとにそれぞれ独立した設定のキャラクター、舞台、ストーリーを持ち、第1話から最終話までの1クールで全ての物語が完結するアンソロジードラマというところです。
各シーズンの世界観やキャラクター同士に繋がりがあることもありますが、基本的にはシーズン6から見ようと、シーズン2から見ようと話自体が全く違うので、ストーリーに困ることはありません。
それなら安心だね!
んで面白いのが…
各シーズンのストーリーは独立していますが、演じるキャスト勢はシリーズを通しての役替えであることが多く、同じ俳優でもシーズンごとに演じるキャラクターが違うというところです。
例えば俳優のエヴァン・ピーターズは
- シーズン2では連続殺人鬼のキット・ウォーカー役
- シーズン5では狂ったホテルの創業者、ジェームズ・P・マーチ役
- シーズン8では美容師のミスター・ギャラント役
このように、各シーズンの作中では一般人だったり異常者だったり、生きた人間だったり幽霊だったりと、キャラクターの設定も毎回大きく異なっています。なので
「この俳優さん前のシーズンだと良い人だったのに今回めっちゃ悪いwww」
こんな楽しみ方ももちろんアリです♪見進めるうちに、キャストの登場が待ち遠しく、いつの間にか彼らのことが大好きになっていくのもアメホラの魅力です!
各シーズンのストーリーを紹介&おすすめポイント、評価ランキング!
それではアメリカンホラーストーリー各シーズンを、簡単なあらすじと共にまとめていきます。
個人的な感想ですが、シーズンごとのおすすめポイントとその評価も記載しました!
どうぞご参考に♪
シーズン1:『呪いの館』あらすじ
夫の浮気が原因の家庭崩壊と折り合いをつけるために、ボストンからロサンゼルスへと引っ越してきたハーモン一家。
しかし引っ越し先の豪邸は過去に忌まわしい事件が連発し、多数の死者も出ている『呪いの館』だった。
ハーモン家の長女ヴァイオレット(タイッサ・フォーミガ)は、館で出会った青年テイト(エヴァン・ピーターズ)と次第に恋仲へとなっていくが…
シーズン1:おすすめポイント、評価
- アメホラの原点を知りたい人
- 幽霊によるホラーを見たい人
舞台は現代に存在する呪いの館。過去に凄惨な事件が多発しています。
そこへ引っ越してきたハーモン一家や、奇妙な隣人コンスタンス(ジェシカ・ラング)、そして館の過去の住人たちとの間で物語が展開されていきます。
ストーリーが進むにつれて、館の黒い歴史が語られていき、現代を生きるハーモン一家の面々が幽霊たちに翻弄される様子が見どころです。
おすすめ度: | |
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ホラー度: | |
アメホラはどのシーズンから見ても話の内容は分かりますが、その原点ともいえるシーズンなので、世界観を知るためにはやはり欠かせない存在です!
シーズン2:『精神科病棟』あらすじ
舞台は1964年、教会が運営するアサイラム(精神科病院)の『ブライヤークリフ』は、刑法上精神異常とされる者を集めた収容施設だった。
殺人鬼のキッド・ウォーカー(エヴァン・ピーターズ)が収容される現場を押さえようと、院内の取材をする新聞記者のラナ・ウィンターズ(サラ・ポールソン)。
しかし彼女が興味を抱いたのは、残虐と噂される殺人鬼よりも閉鎖的な精神科病院のほうであり…
シーズン2:おすすめポイント、評価
- 人間の狂気に触れたい人
- SF、オカルトが好きな人
冒頭は現代を視点に、廃墟となったブライヤークリフから物語は始まりますが、1964年当時の異常な精神病院がメインで語られます。
時代の闇その1。ラナの性的嗜好は当時はまだ理解されず、世間では『精神異常』の烙印を押されるだけでした。
病院とは思えない劣悪な環境や患者への対応など、精神疾患への時代の偏見が色濃く感じられるTHE・人間の恐怖。
おすすめ度: | |
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ホラー度: | |
不気味さはシリーズでもダントツで、ミュータントや悪魔の登場など、恐怖の幅もかなり広く描いています。
シーズン3:『魔女団』あらすじ
自身が受け継いでいた特殊な能力に目覚めてしまった少女ゾーイ(タイッサ・フォーミガ)。
彼女は親元を離れてニューオーリンズにある寄宿学校『ミス・ロビショーズ・アカデミー』に身を寄せることに。
そこではかつて魔女狩りを逃れた者たちの末裔である少女たちが、その血を絶やさぬよう自らの身を守っていく術を学んでいた。
シーズン3:おすすめポイント、評価
- 魔法やファンタジーが好きな人
- あまり怖い話が得意ではない人
物語は現代と、1834年当時から因縁のある過去の魔女たちが絡んでいき、次第にある目的に向かって収束していきます。
魔法が登場し、ファンタジー色がかなり強くなるシーズンです。
なんと蘇生の魔術まで登場するので、幽霊という概念すら怪しくなるストーリー。
アメホラ共通の怖さやエグさももちろんありますが、魔女たちの学園生活にスポットを当てているので、他のシーズンよりも比較的ストーリーは平和な気がします。
おすすめ度: | |
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ホラー度: | |
かなり見やすく、個人的には一番好きなシーズンでもあります♪また特筆すべきは、スリラーの金字塔『ミザリー』でアカデミー賞を受賞したキャシー・ベイツの登場。
以降のシーズンにも続投メンバーとして登場するので、彼女の狂った演技には要注目です!
シーズン4:『怪奇劇場』あらすじ
1952年、フロリダ州郊外の住宅で中年女性の惨殺事件が発生する。
彼女の双子の娘、ベットとドット(サラ・ポールソン)も傷を負い病院に運ばれる。
しかし病室を訪れた謎の女性、エルサ(ジェシカ・ラング)から身元引き取りのオファーを受け、『フリーク・ショー』と呼ばれる見世物小屋のテントへと辿り着く。
そこには怪物と罵られ、行き場をなくした『フリークス』たちが集っており…
シーズン4:おすすめポイント、評価
- スプラッターが好きな人
- アメホラの限界を知りたい人
時代の闇その2。当時は身体的な奇形や障がいを見世物として扱い、サーカスのように収益を得ることもありました。
そんなフリークスが偏見と闘いながら、必死に生きる背景を描いたシーズンです。
正直、好き嫌いはかなり分かれそうなテーマでもあります。
おすすめ度: | |
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とはいえアメホラだからこそ実現できたようなテーマでもあります。シーズン2以上に『人権』など感じさせない描き方なので、苦手な方も多いと思います。
他にも殺人ピエロの登場など、グロテスクなスプラッター的ホラーが多いシーズンなのも特徴です。
シーズン5:『ホテル』あらすじ
閑散とした魅惑のホテルで巻き起こる狂気の沙汰の数々。
それは果たして幻想なのか、それとも紛れもない現実なのか?
妖しげに繋がりを帯びていくそれぞれの事件。そして、1920年代の建設当初から塗りたくられてきた『ホテル・コルテス』の壮絶な血の歴史が紐解かれていく…
シーズン5:おすすめポイント、評価
- レディー・ガガが好きな人
- 不気味で妖艶な世界を感じたい人
今シーズン最大の目玉はもちろんレディー・ガガ!彼女が初のテレビシリーズ本格主演にして、ゴールデン・グローブ賞に輝いた作品としても話題になりました。
ちなみにガガ様のお相手役でマッド・ボマーもメインキャラに抜擢。
美男美女の印象が強すぎて、話の内容がよく分からなくなります(笑)
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メインストーリーは、ある事件を追う殺人課の刑事ジョン(ウェス・ベントリー)が、ホテルコルテスを調査するうちに、ホテルの闇に翻弄されていく…というもの。
ホテルの過去、事件の真相が次々と明かされていく様子はシーズン1の呪いの館にも近しい部分があり、次の話が特に気になってしまうシーズンでした。
シーズン6:『体験談』あらすじ
未だ解明されていない『ロアノーク集団失踪事件』。
LAからノースカロライナのとある農場へと引っ越してきた夫婦。
しかし、その土地はかつて失踪したロアノーク植民地の入植者たちの土地だった…
シーズン6:おすすめポイント、評価
- 都市伝説やオカルトが好きな人
- いつもと一味違ったアメホラが見たい人
『ロアノーク集団失踪事件』をご存知ですか?
ロアノーク植民地は現在のアメリカ(ノースカロライナ州沿岸)にある島で、16世紀後半にイギリスにより植民地となるはずでしたが、なんと島民全員が謎の失踪をしてしまうという奇怪な結末を迎えた土地です。
アメホラではその事件を元に、現地へと越してきた夫婦の奇妙な物語を『体験談』としてドラマ内のテレビで取材し、番組を放送していくという展開でストーリー化。
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劇中劇のような感じでドラマ内の番組が進行していきますが、見方によってはやらせと知っているものを淡々と見せられているようにも感じるので少し微妙でした。
個人的には題材と設定は面白いだけにもったいなかったように思います。
ただ、いつもとは趣向が変わったシーズンなので新鮮さだけでもかなり楽しめます。
シーズン7:『カルト』あらすじ
ミシガン州に住むアリー(サラ・ポールソン)は、アメリカ大統領選でのドナルド・トランプの勝利に泣き崩れる。
そしてアリーと同じ町に住み、両親を無理心中で亡くした青年カイ(エヴァン・ピーターズ)は、トランプの勝利に狂喜乱舞する。
彼は恐怖で人を操るモンスターだった。大統領選挙をきっかけに狂気を加速させたカイは、やがて最恐のカルト集団を創り、恐るべき計画を実行に移していく…
シーズン7:おすすめポイント、評価
- 身近な恐怖を感じたい人
- サイコスリラーを味わいたい人
今シーズンのテーマは2016年に行われた米大統領選。ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンらの実際の選挙映像がドラマ内で使用されます。
主人公のアリー(サラ・ポールソン)はヒラリーの敗北を悲観し、3つの恐怖症(集合体恐怖症、ピエロ恐怖症、血液恐怖症)が発症してしまいます。
彼女はメンタルが弱く、トランプが喜ぶ様子を目にする度に強迫観念がエスカレート。
一方でアリーが暮らす町のカルト集団のリーダー、カイはトランプの勝利に歓喜。
カイが率いるカルト集団は惨忍な殺人を繰り返し、近隣に恐怖を与えていきます。
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まるでトランプvsヒラリーを模したかのように、カイvsアリーの構図が繰り広げられます。しかし前半のアリーは、カイや自身の恐怖症に怯えてキャーキャー騒ぐばかり。
一見すると時事ネタに乗っかっただけのハズレシーズンかな…いや?
だんだん形勢逆転してるような?女は強し、女は怖いですね(笑)
シーズン8:『黙示録』あらすじ
世界中で核戦争が勃発し、街中がパニックに陥ってしまう。
しかし謎の組織によって『優秀な血』を持った一部の若者と、莫大な資産で生きる権利を買った富豪のみは安全な避難所へと移動する。
避難所を支配するのは2人の女性、ミス・ヴェナブル(サラ・ポールソン)とミス・ミード(キャシー・ベイツ)。
集められた生存者は、彼女たちが作った奇妙なルールの下で管理されることになる。
安全に思われたその場所は、彼女たちが恐怖で統率する恐ろしい場所だった。
シーズン8:解説、評価
- アメホラのシリーズファンな人
- 悪魔、オカルトが好きな人
急展開、突然世界が滅びます。
新作の度に物語の規模が大きくなるのはシリーズものの性なんでしょうか?
そして今シーズンの大きな特徴は、アメホラシーズン1『呪いの館』と、シーズン3『魔女団』のクロスオーバー作品であるということです!
シリーズのファンで、過去作を視聴済みならば問題なく楽しめますが、アメホラのお約束でもあった『どのシーズンから見ても大丈夫』を破ってしまったシーズンでもあります。
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話の構成としてもほとんどが過去の回想で、急展開で世界が滅んだと思ったら最終的にもかなり急に終わります。
私の好きな魔女団の面々が再登場したのは嬉しいですが、アメホラのお約束がなくなってしまった今作はちょっと微妙でした。
でもやっぱりシリーズファンとして見たら…
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こうなっちゃいますね(笑)
シーズン9:『1984』
※2020年7月追記:シーズン9『1984』のテーマは80年代スプラッター!
- 80年代サブカルが好きな人
- 殺人鬼によるホラーが好きな人
一気見感想も書きました!よろしかったら合わせてご覧ください♪
まとめ:【アメリカンホラーストーリー】のおすすめシーズンは?全9シーズンを紹介&評価ランキング!!【アメホラ】
お疲れ様でした!以上がアメホラ各シーズンの紹介&個人的的評価です!
ストーリーの面白さと、ホラー具合から総合的に判断すると…
- シーズン1『呪いの館』
- シーズン3『魔女団』
- シーズン7『カルト』
が特におすすめです!ただ、日本語版のDVDが発売されていないシーズンもあるので、視聴には各種VODサービスを推奨します。
ネットフリックスでは、現在シーズン8までが見放題に含まれていますが、最新シーズンの『1984』は未配信で、今のところ他サービスでの有料ダウンロード限定です。
\作品ラインナップ、業界ナンバーワン!/ ※無料期間中の解約で料金はかかりません。
ありきたりなホラーに飽きてしまったあなた!ライアン・マーフィーの描くエロティック・サイコスリラーの世界を覗いてみてはいかがでしょうか♪
ありがとうございました!